TEKODEKO RECOLLECTION 開発の想い

私どもの会社は、2004年にキャラクターと音楽の会社として大田区蒲田で設立しました。親の介護をきっかけに10年以上休業しておりましたが、東京都中小企業振興公社様の新規事業を応援する「事業化チャレンジ道場」の応募をきっかけに、60代の女性3名で新しい事業にチャレンジする事になりました。

世の中の為にお役にたち、人に喜んで頂ける事業にしたいと考え、休業中の介護経験を活かし、シニア向けの商品でご家族の絆を深める商品ができないか検討を重ねてまいりました。

認知症予防に効果があると言われている非薬物療法「回想法」に注目し、回想法の専門家、心療回想士の資格を取得し本商品を開発しました。

当初は人生を振り返る自分史アルバムを考えておりましたが、自分達の為にアルバムを整理して断捨離する事は、「捨てたくない」、「その為に時間を取るのが難しい」、「今はデジタル写真が主流だからアナログ写真は受け入れられない」などの厳しいご意見が多く、2年間準備していた構想を一度は断念しました。

同じ頃、独り身の叔母が脳梗塞で高齢者施設に入る事になり、家を売却する為、親戚一同で片付ける事になりました。部屋には大量の古いアルバムと写真が押し入れにたくさん入っていました。

このアルバムを見ずに処分してしまうのがとても心苦しくなりました。叔母の大切な家族の写真、幼少期、活き活きと働いている姿、私が見たことがない写真ばかりでした。

この写真を1冊にまとめて施設に持って行くと「こんな写真をもう見る事はできないと思っていた」と普段、静かな叔母が子供のように喜んでくれたのです。

また「〇〇さんの小さな頃、可愛いね」と入居前の叔母の人生を知るよしもなかった、施設の方が温かく叔母の昔の話を聞いてくださいました。

面会の時にこのアルバムを一緒に見ながら、叔母の昔話に耳を傾けていると、叔母の笑顔がどんどん増えていきました。

今まで義務感で叔母のところに行っていましたが、このアルバムを作る事で私の心にも変化がありました。私の知らない叔母の人生が愛おしいと思えるようになり、優しい気持ちになりました。

TEKODEKO RECOLLECTION「子(孫)から親に贈る人生まるごとアルバム」は、施設や遠く離れて暮らしている親御さんに、これからもお父さん、お母さんらしい人生を送ってほしいという願いが込められています。

高齢化社会が進む今、遠くに離れて暮らす親や高齢者施設にご入居されている親のために親孝行したいけれど、何をしたら喜ばれるかわからない方などにおすすめです。

高齢者施設を訪問する際、またお誕生日や父の日、母の日のプレゼント、人生の節目、米寿、喜寿などのお祝いに是非、ご活用ください。

幸せが波紋のように広がって、皆様の笑顔が溢れることを願っております。

TEKODEKO RECOLLECTION

子(孫)から親に贈る人生まるごとアルバム