回想アルバムから得られる効果

懐かしかったことや楽しかった思い出を話すことで脳が活性化し、認知症を予防する効果があると期待されています。これは回想法と呼ばれ高齢者に元気になってもらう方法の一つです。

アルバムを使った思い出話しで久しぶりの家族団らん。幼少期からの人生を家族と共有することで愛されている、包まれているという安心感。

訪問しても表情が乏しかった親から「もう帰っちゃうの?」「また来てね」とのことばが・・・

離れていてもこのアルバムを見ると、家族と繋がっていることを実感。

アルバムを作る過程で、忘れていた親のありがたさを再認識。かけがえのない親に恩返しをしたい、という気持ちが芽生えることでしょう。「いつまでも元気でいてほしい、できる限り会いに行こう」

スタッフさんは親の若いころの写真に興味深々。歩んできた人生を知ることで会話がはずみ、施設での毎日がさらに温かいものに。このアルバムは「笑顔にする心の介護」スタッフさんが自分のことをわかってくれているいう気持ちがわかり、心が安定して毎日が穏やかに。

いよいよ、親が自分の人生も思い出せなくなり、話す事ができなくなったとしても、このアルバムが最後まで素晴らしい人生を語り続けてくれるでしょう。ゆくゆくは、葬儀の遺影、法事での故人を偲ぶアルバム、また子や孫に残すファミリーヒストリーとしても一役担う事でしょう。

自分たちの知らないことをたくさん聞けて良かった。

一緒に童心に帰って話ができて楽しかった。

アルバムを作ったことで忘れていた親のありがたさを再認識した。

アルバムを作ることで、親に対して優しい気持ちになれた。

認知症から攻撃的になった母を嫌いになりそうだったがアルバムを見て楽しそうに話す母は私の大好きな昔の母だった。

これまで、どういう言葉かけをしたら親が喜ぶのか、何をしたら喜ぶのかよくわからなかったけれどこの回想アルバムは、確かに親孝行になると思った。

昔の記憶がよみがえり笑顔に