高齢者施設看護師様の声

視点の転換—できないことではなく、歩んできた人生を見る
 K,K様

回想アルバムを利用者様とご家族様に作成していただくことで、看護師である私は、ケアの視点が大きく変わったと語ります。

「ご本人様のできないことばかり見てしまうが、そうではない、その方の歩んで来た長い人生があります。数年の姿しか見ていないが、写真を通してその方の人生を知ることで、ご本人様やご家族に対しても、もっとよく見てさしあげたいと思いました。」

この気づきが、スタッフのケア自体にも変化をもたらし、利用者様への深い理解と寄り添う姿勢へと繋がりました。

ご家族の心の変化と、忘れられても蘇る「笑顔」
アルバム制作は、ご家族の心にも明らかな変化をもたらしました。「ご家族様の表情が明るくなった」のです。
特に印象的だったのは、普段あまり話すことのない男性の利用者様が、奥様とアルバムを作成したことで、スタッフとも積極的に話すようになったエピソードです。

『これ、俺だよ! かっこいいだろう!!』とアルバムを開くたびに、毎回新鮮な気持ちで笑顔が増えました。そのことを忘れてしまうのですが、またアルバムを開くと笑顔になるのです。

回想アルバムは、たとえ記憶が続かなくても、一瞬一瞬を笑顔で満たす「喜びのスイッチ」の役割を果たしていることが分かります。

施設全体への希望
アルバムを通して、利用者様の「できない部分」ではなく「歩んできた人生」という全体像を知り、笑顔が増える現場を見た看護師の方は、「この施設の利用者様全員に作っていただきたいと思いました」と、回想アルバムが持つ無限の可能性に大きな期待を寄せています。

【看護師の方からのメッセージ】
回想アルバムは、ご家族とご本人様の心を明るくするだけでなく、私たちスタッフのケアの質を根底から変えてくれる大切なツールです。

TEKODEKO RECOLLECTION

子(孫)から親に贈る人生まるごと回想アルバム