BLG品川様にて一日研修に参加させて頂きました!

オレンジイノベーションプロジェクトの一環として、BLG品川様にて1日研修に参加させて頂きました。

「BLG」は、認知症とともに生きる人が、地域社会で、仲間と一緒に、役割をもって暮らすための拠点を「BLG」と呼んでいます。メンバーさん(BLG では利用者をメンバーと呼びます)

BLG品川は、東京都品川区にある看護小規模多機能ホームです。「ずっと我が家で。明日もこの街で。」の理念のもと、 認知症になっても医療が必要になっても住み慣れた我が家で、地域で役割をもって暮らし続けていける「やさしい地域」づくりを考え続けられています。保育園や介護保険事業所も併設されており、働いている方々、地域の方々、近所の小学生、みんなで協力して施設を作りあげておられ、このような温かい施設がある事を知り、とても素晴らしいと思いました。 

 BLG品川  https://blg.life/list/shinagawa

併設されている保育園の子供たちが遊びに来たり、駄菓子屋さんコーナーには、小学生の子供達が気軽に立ち寄れるように工夫されメンバーさんとお話をしたり、子供達にとっても居心地が良い場所となっています。ご近所の方がガーデニングを手伝ってくださったり、ここに来るとみんなが幸せな気持ちになる、そんな温かな場所です。

キッチンは、明るい対面式のオープンキッチンになっていて、「お昼の食事は何にしようか」と皆さんに意見を聞き、またメンバーさん達も野菜を切ったり自分のできる事をされています。今回頂いたメニューは、カレー、アボカドと卵、お豆などが入った野菜サラダ、バナナヨーグルト、野菜スープ、どれもとっても美味しいかったです。

私は、70代から90代の三名の女性メンバーさんから、懐かしいお話をたくさん聞かせて頂きました。BLGを知るまでは、認知症の知識が少ないがゆえに自分にも偏見があったように思いました。「認知症を知る」という事は、認知症の「症状を受け入れる」第一歩となるんだと気づきました。認知症だからといって全くわからないわけではなく、普通の高齢者の方と同じで、物忘れが多くなったとしても年を重ねると当然の事なんだと気づく事ができました。その人らしく自然体でいられる居場所があるというのはとても幸せだと感じました。地域と連携しながら思いやる取り組みを、多くの方々に知って頂きたいと思います。  貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

池尾